書誌解題

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冊子体目録二松学舎大学附属図書館和書目録 44p 上2
和漢和本
分類文学|小説|古物語
管理番号0006000
書名

伊勢物語

書名ヨミイセモノガタリ
内題 
角書 
種別写本
冊数半紙本列帖装一冊
筆写者 
著者未詳
刊年 
刊年(西暦) 
成立未詳(江戸初期の写本)
成立(西暦) 
書肆 
画工 
序文 
跋文 
奥書 
文庫 
文庫番号 
備考天福本。薄茶色無地の楮紙表紙で、列帖装。武田本の奥書を付し、次に「此本以京極黄門定家卿自筆之本不違和漢一点皆如本写而校合之応備証本者乎以件写本如右亦写之」という奥書を付し、第八十四葉には「なぞへなく」「みやび」の釈義を載せ、第八十五葉裏には「天福二年正月廿日己未申刻凌桑門之盲目連日風雪之中遂此書写為授鐘愛之孫女也同廿二日校了」と奥書きがある。
解題平安時代前期成立。作者は未詳。わが国最初の歌物語。
普通125段から成る。各段とも必ず一首、あるいは数首の歌を含み、その歌を中心として物語が展開される。
多くは「昔、男ありけり」の書き出し。平安貴族が理想とした「みやび」(優雅なふるまい)の精神を基調とし、愛の真実を求めて生きる人々の姿が描かれている。
掲出の資料は、江戸時代初期の写本。半紙本列帖装1冊。天福本。薄茶色無地の楮紙表紙。武田本の奥書を付している。
詳細は、「二松學舍創立百二十五周年記念論文集」(平成14年10月発行)所載の菅根順之著「二松学舎大学附属図書館蔵―天福本『伊勢物語』―」を参照。
JPEG画像(巻号:一)
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