11月9日(土)、日本橋学館大学図書館こもれびホールにて、柏市立図書館と市内4大学図書館(東京大学、麗澤大学、日本橋学館大学、二松学舎大学)の合同企画である知的書評合戦ビブリオバトルが開催されました。
ビブリオバトルとは、発表者が読んで面白いと思った本を5分間で紹介し、2分間の質疑応答の後、発表を聞いた観客が「どの本が一番読みたくなったか」を基準に投票を行い、チャンプ本を決める知的書評合戦です。
昨年の好評を受け、今回2回目の開催となりました。
本学からは、文学部国文学科3年生の久保田未来さん(写真:右から1番目)に参戦してもらいました。
久保田さんが取り上げた本は『新釈 走れメロス』(森見登美彦 著、祥伝社 刊)。
「誰もが知っているであろう『走れメロス』という作品が、作者の手によって、まるで違う作品のようになっており、さらに親しみを持てる作品となっています。老若男女問わず、様々な方に読んでいただきたい」と久保田さん。明るく歯切れのよい口調で、作品の魅力を十二分にアピールしてくれました。
すべての発表が終わった後、当日同時開催された「市内4大学図書館見学バスツアー」の参加者を含めた観客の投票が行われ、久保田さんは奨励賞を受賞しました。
「とても楽しめ、良い経験になりました」と久保田さん。「見ず知らずの方の前で話す難しさを改めて実感したので、これから先に生かしていきたい」と語ってくれました。
ビブリオバトルは、本さえあれば、いつでもどこでも気軽に楽しめるゲームです。
あなたも、お気に入りの本を、ぜひ紹介しみてください。
柏市立図書館 | 『論語』(金谷 治 訳注、岩波書店 刊) |
東京大学 | 『ウイルス・プラネット』(カール・ジンマー 著、今西康子 訳、飛鳥新社 刊)★ |
麗澤大学 | 『空の境界 the Garden of sinners』(奈須きのこ 著、講談社 刊) |
二松学舎大学 | 『新釈 走れメロス』(森見登美彦 著、祥伝社 刊) |
日本橋学館大学 | 『一度もだかれなかった人間の話』(岸川悦子 作、藤原ゆみこ 絵、小さな出版社 刊) |